オーストラリア通信-豪州株式投資を通して見える豪州よもやま話-

第1回 オーストラリア在住記

今回からオーストラリアの経済やマーケットの情報をみなさんにレポートすることになりましたオーストラリア在住の豪州好美です。

どうぞ、末永くお付き合いくださいね。

まず、『オーストラリアって聞いたら最初に思い浮かぶものは?』と聞くと、ほとんどの人が『カンガルー』、『コアラ』、『大自然』などお答えになると思います。

しかし、最近では経済力の方も注目されていて、ゼロ金利の日本では利回りの高い『豪ドル建て外貨定期』などの金融商品も人気のようです。まず、投資商品を売買する場合、商品の基礎的知識は絶対必要ですよね。私は理解できない投資は絶対しないほうがいいと思います。そうした意味でも、オーストラリアに関する投資をお考えのみなさんに少しでもオーストラリア経済ことを知っていただきたいと思い、今回このお仕事を引き受けました。また、『リタイア後、オーストラリアで暮らしてみたいなあ』とお考えの方にもいろいろな現地の生活情報などお伝えできればと思っておりますので楽しみにしてくださいね。

まずはオーストラリアの経済基礎知識について少し触れておきましょう。

主要経済指標(2004年9月現在)
実質GDP成長率 3.5%
インフレ率 2.6%
失業率 6.0%
経常赤字 33億米ドルまたは対GDP比3.5%
為替レート 1豪ドル=77.36円(2004年8月平均)
公定歩合 5.25%

参考資料
 1997年から2003年までの間に、オーストラリアの経済は、毎年ほぼ4パーセント(年平均複利成長率)で成長してきました。また、それは低いインフレ率の下であって1990年代オーストラリアの平均複合インフレ率は2.3パーセントで、EUの3.2パーセントや米国の2.9パーセントに比べて低率であり。また、最近の財務省の発表では2004年度のインフレ率も2.3パーセントと予想されています。

上記の数字からはオーストラリア経済の健全さが読み取れますが、実際にオーストラリアに在住している私の体験談からもうすこし具体的にお話していきます。

私の趣味のひとつに『株式投資』があります。日経市場には約10年前から投資していますが、オーストラリア市場は2001年からのデビューです。

当時、オーストラリア経済は2000年のシドニーオリンピック後、シドニーなどの首都圏中心に不動産が高騰し始めていましたが、株式市場はあまり活況はなく”これからは株より不動産”という雰囲気が強かったように記憶しています。
また、株式投資信託も定期預金より低い利回りで中にはマイナスのものもありました。

当時の私は大学院で経営学(MBA)を専攻しており、大学の授業を通じてオーストラリア経済や投資などを学ぶ機会がありました。”ファイナンス”の授業で、株式投資の勉強のひとつとして”モダン・ポートフォーリオ理論”というものがあり、実在の会社、5社(銘柄)をオーストラリア株式市場から選びポートフォーリオを作成するという願ってもいない大好きな課題がありました。

日経市場には多少の知識があったもの、オーストラリア市場には全く知識はありませんでした。そこで、この課題を機に私なりにオーストラリア株をインターネット、経済新聞の株式欄、投資関係の雑誌などでいろいろ調べてみました。

株式投資で一番大切なのは、自分自身での”リサーチ”だと思います。私の大好きなウォーレン・バフェット氏は株式投資の成功のカギは”企業として株式を分析する”といつも答えています。当時、バフェット氏の本を読みながら銘柄を探しました。

さていよいよ銘柄も決まりデビュー間近です!

この続きは次回(その2)で!

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