オーストラリア通信-豪州株式投資を通して見える豪州よもやま話-

第2回 続・オーストラリア在住記

初回コラムに多数のアクセスありがとうございます!これからも皆さんに有意義な情報をお届けできるように頑張っていきます。

さて、前回に引き続いてオーストラリア株についてを中心にお話します。今日現在(11月5日)のオーストラリア株式市場(ASX)終値は3854ポイントでなんと史上最高値更新中の絶好調な状況です。
私が株式投資を始めた2001年は3000ポイント割れの場面もあったので、かなりの上昇率ですね。

2001年当時は前回もお話したように、『株より不動産投資』の雰囲気が強く、上場企業である大手保険会社(HIH保険)と格安通信会社(ONE TELオーストラリア)の倒産が相次ぎ、市場全体は活気がありませんでした。また、大手都市銀行2行の合併吸収もありました。とりわけ企業業績が悪いわけでもなかったのですが2000年に導入された消費税(GST税率10%)の影響が消費にではじめているとの声もありました。投資心理とういのはいつの時代も『悪いニュース』に影響されるもので、そのため株式市場は低迷していました。

銘柄も決まったので、証券会社をいろいろ探してみました。しかし、オーストラリアの場合、日本のように証券会社が街のいたるところにないのです。特に、私の住んでいるゴールドコーストでは、ほとんどがオフィスビルの中に小さいオフィスを構えている程度で相談はすべて完全予約制なのです。

オーストラリアでは、成人の約54%が株式を所有している(主にスーパーアニュエーションといわれる年金基金で個別銘柄を売買している人は少ない)といわれているのに、これにはびっくりしました。ともかく、電話帳で探した証券会社2社に連絡を取ることにしました。

まず、連絡したのがアメリカ系証券会社J証券でした。この会社は小さなオフィスビルの3階にあり、20代後半の男性がいろいろ説明してくれました。早速、手数料や口座管理料など基礎的な事柄を聞いた後、彼に私が買いたい3銘柄(銀行、石油、小売)の意見を聞きました。あまり有意義な情報は聞けませんでしたが、とりあえず某会社の株5000株を買ってみました。
この会社、業績は好調で市場独占力も強くブランド力もなかなか。しかしまだ株式上場後2年の会社なのであまり知られていませんでした。

しばらく決算まで保有することを決意。購入後は大きな値上がりはありませんでしたが、値下がりもなく順調なスタートです。しかし、購入後の証券会社、担当者からのセールスがちょっと強引なので、この株式売却後は取引会社を変えようと思っていました。

ところで、『セールス(営業)』って難しいですね。勧めすぎると嫌がられるし、無知でボーっとしてたらお客さんは逃げるし。担当者の彼は、とにかく売買手数料を稼ぎたいみたいだったので(基本給+手数料の給与体系)、次々と推奨銘柄を勧めてきたのでした。私は、安全な債券(国債や大企業の社債など)のほうもあわせて購入したいと伝えていたのですが、これについては何の回答もなく担当外と言われてしまいました。債券の場合、売買が頻繁に行われないので手数料が稼げないから無視されたのかな?と思い、彼に対しては不信感を抱くようになったのでした。

購入から約6ヵ月後、予想通りの好決算が発表され株価は順調に値上がりました。一度ここで利益を確定して、他の証券会社でまた株式投資を再開することにしました。次に、お取引を始めたS証券の担当者はとても感じの良い人で、今もずっとよきアドバイザーになってくれています。50歳過ぎのスイス系オーストラリア人(男性)で、ソフトな感じで知識も豊富。私の無理であつかましいお願いも時々聞いてくれて、投資に対する考え方も共感し合えてとても親切にしてくれます。

その後、5銘柄ほど彼から購入しました。私が投資を始めた3年前のオーストラリア株式市場はあまり良い状況ではありませんでしたが、2004年からはだんだん活況づいてきています。

実は日本株も保有しているのですが、こちらはなぜか不調です。『優良企業なのになぜ株価は下がる?』全くわからないのが最近の日本市場です。この損失を補填してくれているのが、オーストラリア株なのでとてもうれしい!これからもどんどん成長株を見つけ出したいな。

次回は『本当に年金だけで海外リタイア生活はできるの?』についてのお話です。お楽しみに!

文字サイズ  文字サイズを大きくする  文字サイズを標準に戻す
会員(登録無料)になると、全てのコンテンツをご覧になれます。
会員登録 ログイン