オーストラリア通信-豪州株式投資を通して見える豪州よもやま話-

第3回 リタイア後の海外暮らし(パート1)

「年金で海外暮らし」をテーマにした本が最近続々出版されるなど「海外でのんびり豊かな老後を過ごしたい」と考えている人が増えているようです。

海外暮らしで人気が高いのは、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシアなど。中でも私の住んでいるオーストラリアは治安面、英語圏、気候、時差が1時間ということで近年人気のようです。

さて、海外暮らしといっても「外国に定住したい!」のか「ロングスティをしてみたい」のかによって費用は違います。まず、定住の場合は”退職者ビザ”などのような長期滞在ビザの申請が必要です。ここオーストラリアでは、申請者は55歳以上で健康状態が良好な人、扶養家族(配偶者を除く)がいないこと、豪ドル87万ドル(約7000万円)以上の資産証明が必要になります。ビザは当初、4年間が発給され、その後2年ごとの更新が必要となります。

こちらのサイトをご覧になられている金融機関などにお勤めのエリートビジネスマンや自営業などを営む裕福層などにはハードルの高い金額ではありませんが、なかなか庶民には7000万円というのは大金ですよね。
(もちろんこちらの資産は証明後、自由に運用することができます)また、私の主人が申請した1999年では65万ドルの資産証明だったのですが今年1月からは87万ドルとハードルが引き上げられました。

一方、海外ロングスティは観光ビザで3ヶ月程度過ごす方法です。長期滞在ビザを申請するのが面倒な方や日本を中心に生活基盤をおきたい方には良い方法です。私の知り合いでも多くの方々がこのロングスティを楽しんでいらっしゃいます。

どちらの方法を選んでも、海外生活で特に気になるのは、物価や医療などですね。物価は”オーストラリアは日本の半額”と書かれた本を読んだことがあるのですが、これは全くのウソです。もちろん地元でとれる食料品など日本に比べて安いものもたくさんありますが私の印象では全体的に10%−20%くらい安い程度ではないでしょうか。日本の場合、”ピンからキリまでの選択”(100円ショップからデパートまで)があり、安く生活しようと思ったら本当に安くできると思いますので、一概にオーストラリアは物価が安いとはいえません。実は、日本食材はなんと約3倍もするのですよ。日本では100円で買えそうな食材も500円くらいするものの多くあります。”まあ、輸送の手間などを考えるとこれくらい利益乗せないと儲からないのかな”と思ったりもします。あと、高級自家用車も高いです。特に日本の高級車は関税が100%かかるので、ほぼ倍のお値段!セルシオはなんと1500万円します。こちらもピンからキリまであるので、お金をかけたくない方にはオーストラリアの国産車をおすすめします。いろいろな価格帯があり日本の自家用車マーケットと同じような感じです。

医療費は、高いので保険(海外旅行傷害保険またはオーストラリアのプライベート保険)の加入をおすすめします。救急車まで有料なので、保険なしでは、万一のとき負担金が大変です。また、歯科医療も高額なので日本で完治されておくことをおすすめします。歯科は海外旅行傷害保険ではカバーされませんのでご注意ください。

次回はもうすこし細かく生活のことをご報告します。不動産事情やゴルフ、英語学校などの情報をお伝えしますのでお楽しみに!

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