オーストラリア通信-豪州株式投資を通して見える豪州よもやま話-

第5回 「オーストラリアの政界」ついて

現在のオーストラリアの経済好調を支えるひとつとして安定した政権があります。
現首相のハワード政権(保守連合)は1996年3月から現在まで続いている歴代で一番長い政権です。昨年2004年10月に総選挙が行われましたが、野党(労働党)は惨敗。党首レイサムは選挙戦で「2004年クリスマスまでにイラクから豪州軍の撤退」を公約にしていましたが、国民の支持を得られませんでした。

また、インド洋津波災害では、ハワード首相の迅速な対応は高く評価されました。
いち早くオーストラリア軍隊を復旧救済のために派遣、約8億ドルの経済支援(アメリカに続いて2位)など、その迅速な対応は国民に圧倒的に支持されました。それに対してレイサム労働党党首は病気を理由に災害に対して何のコメントも対応もなく、家族で優雅にお正月を高級リゾート地にて過ごしていたことが判明し、労働党にとっては大きなイメージダウンとなりました。
そして、とうとう今年1月に党首を辞任することになり、2003年12月の党首就任からわずか1年余で引責辞任を迫られた形でした。

1月28日から労働党党首選が公示されました。党大会を開き、レイサム前党首の後任には、ビーズリー元党首の返り咲きが有力視されています。労働党は1996年以降、政権から遠ざかっており、先の総選挙で若手のレイサム党首を前面に出して戦ったのですが、政権奪還はならなかったので、また前任者が再選されるようです。

黒字予算、低失業率、株式市場の好調などで国民の支持率(約56%)も高いハワード政権がまだ当分の間は、続くと予想されています。

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