オーストラリア通信-豪州株式投資を通して見える豪州よもやま話-

第13回 オーストラリア不動産バブル崩壊?!

最近のオーストラリアでは、好調な株式投資とは反対に”不動産バブル崩壊”のニュースが連日、多く報道されています。

特に、シドニーやメルボルンなどでは、ピーク時の2004年に比べてこの18ヶ月で約7%の値下がりをしているそうです。(2006年1月 BLOOMBERG調べ)

2005年11月のオーストラリアン・フィナンシャルレビュー紙(経済新聞)にはそのことを印象付ける記事がありました。

『シドニーの高層アパート完成後、値下がりのため、手付金を失う!”』の見出しで始まるこの記事は、ある中国系の女性が2年半前に630,000ドル(約5480万円)で2LDKのシドニー市内のアパート購入契約し、完成後(2005年秋)には、その市場価値が500,000ドル(約4350万円)になっていたというもの。そのため、契約金(手付金)の63,000ドル(物件の10%)をあきらめて、決済をしなかったそうです。2年半で、130,000ドルの値下がりとは驚きですよね。また、このような例は、シドニーだけでなくメルボルンでもあるそうです。

最近、メジャー都市の投資物件は、ほとんどキャピタルゲイン(値上がり)が見込めなくなり、投資利回りも税引き後4%くらいになっています。オーストラリアの公定歩合は、現在、5.5%なので定期預金の金利は5.5%くらいあるものもあります。わざわざリスクのある不動産投資よりも安全な定期預金を選ぶほうが賢明ですね。

また、住宅ローンの金利も高く、都市銀行では、変動で7.3%、3年までの固定金利でも6.7%です。銀行以外の住宅ローン会社などでは9%以上もするところもあるようです。

このため、”今は不動産よりも株式投資の時期”というニュースもあり、オーストラリア株式市場が好調ともいわれています。

業界では”7年周期で高低するオーストラリア不動産”ともいわれている、不動産市場に注目ですね。

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