聞き手:リッキービジネスソリューション(株) 萩野 圭一
2012年の適格退職年金の廃止を前に、脚光を浴びている確定拠出年金(401K)。八十二銀行では、女性担当者の抜擢等により、401K獲得では地銀トップクラスの成果を上げています。地元出身のスタッフが話す言葉遣いや、女性ならではの親しみやすさがお客さまに受け入れられているようです。コンサルティング営業部で、確定拠出年金の導入サポートを行っている女性担当者お二人に、配属時のエピソードや八十二銀行の女性行員のキャリアプランなどについてお伺いしました。

▲ 左から青木美代子氏、平井和愛氏
萩野
こちらの部署へ異動となった経緯や感想等をお聞かせ下さい。
青木氏
ちょうど3年前に上司から配属を伝えられたのですが、全く想像していませんでしたのでびっくりしました。これまでずっと内部事務を担当していましたので、お客様の前でお話をする機会は殆ど無く、お客様に受け入れてもらえるか不安に思っていました。
ですから、初めはとても引き受けられないという気持ちでしたが、グループ立ち上げに懸ける周りの皆さんの熱い思いを感じ、私も頑張らなければ、という思いで着任致しました。
取扱っている商品にも色々なリスクがありますが、私が担当するということが一番のリスクではないかと思っていました。(笑)
平井氏
ですから、初めはとても引き受けられないという気持ちでしたが、グループ立ち上げに懸ける周りの皆さんの熱い思いを感じ、私も頑張らなければ、という思いで着任致しました。
取扱っている商品にも色々なリスクがありますが、私が担当するということが一番のリスクではないかと思っていました。(笑)
私は入行後、営業店に配属となり、そちらで窓口業務を担当した後は、内部事務を担当していました。確定拠出年金の「か」の字も分からない状態でこちらの部署に異動になり、1年半が経ちました。営業店での仕事と本部の今の業務は内容が全く異なりますので、今まで積み上げてきたものが何も使えないことが着任当初はとても不安でした。ただ、営業店で経験してきた事は無駄にはならないと気持ちを切り替えて今は頑張っています。
萩野
青木氏
401Kの導入実績150社超というのは素晴らしい実績ですね。業務を推進する上でのコツや、お客様への対応で気を付けていらっしゃる事はありますか。
青木氏
やはり最初は自分自身それほど制度に詳しかったわけではありませんので、自分が分かりにくかったことを中心にお客さまに説明するようにしていきました。制度に詳しくないことは逆に、お客さまの気持ちに一番近いのかもしれないと思ったのです。
また、スタッフは長野県出身ですので、言葉遣いに方言が入ることがありますが、それがかえってお客様に親しみやすさや安心感を与えていて、よい結果に繋がっていると思います。
また、スタッフは長野県出身ですので、言葉遣いに方言が入ることがありますが、それがかえってお客様に親しみやすさや安心感を与えていて、よい結果に繋がっていると思います。
401Kの導入がきっかけとなり、お金に少しでも興味を持って頂いたり、自分で資産運用をやってよかったと思って頂けたりするように心がけています。昼休みの話題が増えた、とお客様が言ってくださった時はとても嬉しかったです。
平井氏
これからは自分のお金は自分で増やしていく必要があるという、時代や環境の変化をお話しするようにしています。導入を検討していたある社長様には「社員の方に自分のお金を自分で運用するという機会を与えて上げるのは、会社として大事なことです。」とお話し致しました。
説明会で「何かご質問ありますか?」、と問いかけても手の挙がらないことが多くあります。しかし、最後に「まだちょっと残っていますから声を掛けてください」と言うと、だいたい2〜3人の方が声を掛けてくださるのです。そんな時はお客様の身近な所に、相談がしやすい仕組みをどんどんつくっていかないといけないな、というのを感じます。
聞きたいことがあった時、みんなの前では聞きづらくても、近くに聞ける人がいれば聞いてみようかなと思う方は多いと思います。
導入された企業の従業員さんにとってはこれから60歳まで続いていく制度ですので、身近なサポートをどうやっていくのかを、今後考えていかなければいけないと思っています。また、401Kは女性にとってまだまだ使い勝手がよくないと思うところがあります。男性と比べると、結婚や出産など、大きくライフスタイルが変わる事があり、事情によってはどうしても退職しなければならないという方がいらっしゃると思います。そうした方にとっても、もう少し優しい制度になっていく必要があると思っています。
萩野
女性ならではの強みはどのようなものでしょうか。
青木氏
相手に受け入れてもらいやすいことだと思います。男性担当者が相手だと、必要以上に構えてしまうとおっしゃるお客様がいらっしゃいました。女性2人のペアで来るなんて今まで無かったということで、八十二銀行もだんだん変わってきましたね、という風におっしゃって頂いたことがあります。
話す内容にもよるとは思いますが、個人のお客様だけでなく、以前はなかなか認めてもらえなかった企業の担当者にも女性担当者は受け入れて頂けるようになってきていると思います。
萩野
導入企業の女性社員の方向けに開催された、セミナーについてお聞かせください。
平井氏
「女性のためのライフデザインセミナー」と題し、キャスターの酒井ゆきえさんをゲストにお招きしました。参加者は90名程になり、華やかで、和やかな雰囲気の会になりました。女性は一人ではセミナーに参加しづらいようで、お友達を誘って2〜3人で連れ立っていらっしゃる方が多かったですね。参加者の皆様には、すぐに実践できる身近な内容でよかった等の感想を頂き、とても満足して頂けたようです。
青木氏
この近辺ではセミナーや勉強会があまりなく、そうしたイベントに慣れていらっしゃらない方が多かったですが、今回のセミナーが様々な会に参加するきっかけになって貰えると嬉しいです。
会場には、いくつか企業をご訪問する中で私たちの顔を覚えてくださっていた方もいらっしゃって、本当にありがたいと思いました。逆に悪いことはできないな、とも思いましたね。(笑)
会場には、いくつか企業をご訪問する中で私たちの顔を覚えてくださっていた方もいらっしゃって、本当にありがたいと思いました。逆に悪いことはできないな、とも思いましたね。(笑)
萩野
女性のキャリアプランについての考え方等をお聞かせください。
青木氏
内部事務や窓口以外に女性が活躍できる場があるどうか不安な時期もありましたが、チャンスは平等であり皆さん前向きに取り組んでいます。公募制度には多くの女性が応募しているようですし、住居の異動を伴う転勤も構わないと言っている女性も増えてきています。
女性も自分の強みを考えるようになり、それを活かしたいと自ら手を挙げ活躍する人や、支店長、グループ長など管理職の女性も増えてきています。女性にとって目標になる、キャリアアップのイメージが具体的に持てるような存在の方は必要だと思います。
女性も自分の強みを考えるようになり、それを活かしたいと自ら手を挙げ活躍する人や、支店長、グループ長など管理職の女性も増えてきています。女性にとって目標になる、キャリアアップのイメージが具体的に持てるような存在の方は必要だと思います。
萩野
今後の目標をお聞かせ下さい。
青木氏
今は401K導入済企業の従業員さんへの説明を主にしていますが、様々な経験を積み、導入をする際のお手伝いをしていきたいと思っています。営業店にも頑張っている女性がいらっしゃいますので、そういった方々ともかかわりを持ちながら業務を進めていきたいです。
平井氏
導入が決まった時にご説明をするだけでなく、導入した後の従業員の方々への継続教育にも取組んでいきたいと思っています。
それから、投資信託や様々な預り金融資産の勧誘では、営業店の女性が非常に頑張っていますから、そうした方たちと女性ならではのつながりを生かしてさらに活躍の幅を広げていきたいと思っています。
それから、投資信託や様々な預り金融資産の勧誘では、営業店の女性が非常に頑張っていますから、そうした方たちと女性ならではのつながりを生かしてさらに活躍の幅を広げていきたいと思っています。
(2006/11/30 取材)|(2007/03/13 掲載)



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